いろんな食品に使われている食品添加物アミノ酸って何でしょうか

2018年3月21日

お弁当を買っても、お惣菜を買っても、原材料名に表示されている添加物には、アミノ酸が必ずあります。

カップ麺、スープ、ふりかけ、味が付いている加工食品には、必ずアミノ酸が添加されています。

表示には、調味料(アミノ酸)と書かれていることが多いです。

調味料(アミノ酸)について、詳しく説明します。

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調味料(アミノ酸)はグルタミン酸ナトリウムのことです

グルタミン酸ナトリウムと聞くと分かりにくいんですが、味の素と言えばわかりやすいのではないでしょうか。

日本では昔から昆布を出汁に使っていましたが、明治時代の大学の先生が昆布のうま味成分がグルタミン酸ナトリウムであることを突き止めたのです。

そのグルタミン酸ナトリウムを企業レベルで製造に乗り出したのが味の素です。

昆布のうま味成分を化学的に作ったのがグルタミン酸ナトリウムです。

昆布のうまみ成分を昆布から作ると非常に高く付きますが、化学的に作られた物は非常に安価になります。

味の素のおかげで全国の食卓に味の素が並び、飲食店でも重宝されました。

どんな食材にもグルタミン酸ナトリウムを加えると味が整いうま味が出ます。

こんな魔法のような調味料ですから、あらゆる食品に使われるわけです。

調味料(アミノ酸)の添加物としての危険度は?

味の素は当初小麦などのグルテンを加水分解することで、グルタミン酸ナトリウムを清算していたがコストが高くつくため、石油由来成分から化学的に生産する方法をここ試みていました。

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現在はグルタミン酸生産菌の発見により、サトウキビの搾りかすなどを発酵させグルタミン酸を得、水酸化ナトリウム作用させグルタミン酸ナトリウムを製造してます。

1968年にアメリカで中華料理を食べた人が、頭痛や顔面の紅潮、身体の貼れなどの症状を訴えた事件があり、そのころアメリカの中華料理店ではグルタミン酸ナトリウムを多く使っていたことから、このことを中華料理店症候群と言われました。

この中華料理店症候群のうわさが日本にも広まり、味の素が食卓から消えました。

飲食店でもグルタミン酸ナトリウムを使うことを嫌われるようになりました。

しかし、この中華料理店症候群は、グルタミン酸ナトリウムとの因果関係は認められませんでした。

それでは、グルタミン酸ナトリウムが安全な添加物かというと、そうとも言えません。

アメリアカのFBA(食品医薬品局)は、食塩や食酢と同じ安全なカテゴリーに置いている根拠が、一食当たりの0.5g以下であることです。

グルタミン酸ナトリウムを3g以上摂取した人の中には、軽い頭痛などの症状が報告されています。

アメリカのFBAでは、妊娠中の女性にはグルタミン酸ナトリウムの摂取について、医師のアドバイスを求めるように勧告してます。

調味料(アミノ酸)も他の添加物も少量であれば安全である?

アミノ酸も他の添加物も、大量に摂取すれば害があり少量であれば安全であることになっています。

しかし、コンビニのパスタを食べた人が、気分が悪くなったことがあり、調べると調味料の撹拌が上手くできていなく、調味料が大量に入っていたようです。

それ以上の体調が悪くならなかったのと、コンビニ会社の対応が良かったので、大きな事件にならなかったようです。

安全であると思われている添加物の量を間違えると、身体に害を及ぼすことを立証したような出来事です。

コンビニやスーパーで売られている総菜などに大量に添加物が入っていることがあるということなので、食べるときには変な味がしないか気を付けて食べる必要がありそうです。

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