コンビニと添加物のうわさは都市伝説

2018年3月21日

コンビニの食品には添加物が多く含まれているとうわさに聞きますが、なぜそのようなうわさになるのでしょうか?

特に弁当に対する批判が多いのは、過去にコンビニの廃棄弁当を食べた豚が死んだとうわさになったからです。

コンビニで売っているカットサラダは漂白剤で洗っているといううわさもあります。

コンビニと添加物のうわさにについて調べてみました。

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評判の悪いコンビニ弁当と添加物に変化が!?

3ヶ月前にコンビニで買って調べた添加物と今回買った弁当の添加物が少ないようにに思えました。

前回も幕の内ですが、添加物は16種類でしたが、今回の幕の内は19種類でした。

少ないと思ったのですが、多くなっていました。

単純に印刷の感じが変わっただけでした。

しかし、見ためでそう感じさせるには、何か意図があると思います。

前回のコンビニの幕の内別当の添加物が下記です。

調味料(アミン酸等)、㏗調整剤、グリシン、増粘剤(加工澱粉)、豆腐用凝固剤、膨張剤、水酸化Ca、卵殻Ca、乳化剤、微粒酸化ケイ素、カラメル色素、クチナシ色素、野菜色素、酸味料、香辛料抽出物、酸化防止剤(V.C)

今回買ったコンビニの幕の内弁当の添加物が下記です。

調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、グリシン、増粘剤(加工澱粉、キサタン)、加工澱粉、酸化防止剤(V.E)、膨張剤、トレハロース、卵殻Ca、酢酸(Na)、ショ糖脂肪酸エステル、着色料(カラメル、カロチノイド、ココア)、香料、酵素

この添加物が増えた理由はおかずにあるのですが、幕の内弁当はおかずが多いのが特徴です。

前回と今回の添加物の違いはおかずの違いから来たものだと思いますが、前回の幕の内弁当と今回の幕の内弁当のおかずの違いまでは検証は出来ませんでした。

最初に添加物が少なくなったように見えたのは、原材料名の表示の部分で添加物の表示の割合が少なく見えたのです。

結論から言うと何も変わってませんでした。

コンビニ弁当を食べた豚が死んだという噂を再調査してみました

再調査と言ってもネット上でどれだけの資料が残っているかです。

影響があまりにも大きいかったので削除されている可能性があります。

また、この話は全くのデマで都市伝説だと言われる方もいらっしゃいます。

このうわさは2005年に福岡県にある西日本新聞社が発行しているブックレットに掲載されたことが始まりです。

福岡県内である養豚所でコンビニの弁当やおにぎりの廃棄品を餌として与えたところ、死産や奇形が続いていたことがわかったということです。

与えたコンビニ食は腐っていたわけではなく、普通に食べられるのではないかと思われるような商品だったとの証言もあります。

西日本新聞という公的機関に近い存在の会社が出版してる雑誌に掲載されていたのですから、信じる人も多いと思います。

しかし、このコンビニ弁当の廃棄食品を食べた豚から死産が続出したことについては検証されていません。

ウイルスや感染症の疑いもありますが、保健所に届け出た形跡がないので、こちらの方が大問題だと思います。

昔は養豚の餌には残飯をよく使われていて、腐った残飯でも煮込んで与えていました。

 

それでも大きな問題になったことが無いのに、コンビニ弁当を食べさせた親豚から死産が続出したのは、衝撃は大きかったと思います。

しかし、そのことが検証されていないのは、他の問題をコンビニ弁当が原因にすり替えられたもかもしれません。

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コンビニ弁当の飼料化について研究機関が検証していましたので紹介します。

宮城県畜産試験場が2000年ごろに行った研究では、コンビニ弁当廃棄物は粗脂肪がが多く養豚飼料としては向いていないが、市販配合飼料と配合して与える場合は、30%程度までの配合であれば、産肉性、肉質等ににはほとんど影響がないという結果が出ています。

10年以上前の話が都市伝説として未だに伝わってきますが、信じるか信じないかはあなたしだいです。

最近の口コミ記事にこんなものがありました(2015年投稿)。

コンビニの食品加工会社を経営しているものですが、売れ残りの弁当を犬に与えていたら半年で毛が全部抜け、3か月後に死にました。

この社長さんのコメントが面白いです。

「コンビニ弁当は1週間に1食程度にしてください」

「何かが入っていますので、子供には絶対にコンビニ弁当は食べないよう言っているのは当然です」

何かはわからないが、コンビニ弁当には身体に悪い影響を及ぼす物(添加物)が入っているということを言いたっかたのでしょう。

何が本当で何が嘘なのかは、分からないのが現状です。

コンビニのカット野菜、サラダは漂白剤で洗っている!?

漂白剤とは次亜塩素酸ナトリウムのことを言っていることが多いです。

次亜塩素酸ナトリウムは、高濃度だと漂白剤にとして使われる薬品ですが、薄めると殺菌剤として使われます。

生野菜はカットして時間が経つと切り口が茶色く変色します。

夏場は冷蔵庫に入れておいても変色は早いです。

スーパーやコンビニで売られているカット野菜は、次亜塩素ナトリウム液で洗浄されているから、傷みがなく、いつまでもシャッキとしていると言われています。

しかし、次亜塩素酸ナトリウムでカット野菜を洗浄することはないと、大手のカット野菜の食品会社が反論しています。

その反面、カット野菜の食品工場で働いていたパートさんの証言として、次亜塩素酸ナトリウムを入れたプールにカット野菜を漬けていたという話もあります。

20年以上前の茨城県工業技術センター研究報告第24号に、「次亜塩素酸ナトリウムは必ずしもカットキャベツの微生物的変敗防止に有用ではないという結果が得られたので報告する」というのがあります。

このサラダ野菜、カット野菜が次亜塩素酸ナトリウムで殺菌する意味がないのであれば、企業がお金をかけて意味のないことをすることはないと思います。

セブンイレブンではこの次亜塩素酸ナトリウムを使用しないと宣言しているそうですが、ホームページを見た限りでは掲載されいませんでした。

セブンイレブンでサラダを買ってきましたが、添加物の表示はありませんでした。

「コンビニのカット野菜やサラダは漂白剤で洗浄されている」は、やはり都市伝説だったのかもしれませんが、真実はわかりません。

 

次亜塩素酸ナトリウムについては、下記のページに詳しく書きました。

添加物としての次亜塩素酸ナトリウムはどれほど危険なのか

 

 

 

 

 

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