ロースハムは添加物で作られた合成ハムばかりです

2018年3月21日

ハムとは元々は豚肉のもも肉を塩漬けした物を言うのですが、日本で一般的に売られているハムで豚肉のもも肉を塩漬けしたものはありません。

一般的にスーパーや食品店で売られているハムには、ロースハムやボンレスハムがありますが、違いは使っている肉の部位でロースは豚のの背中の部分ロース、ボンレスはもも肉です。

本来のハムの意味であるもも肉を使ったボンレスハムより、ロースハムの方が多く売られているのは、ハムを売りたくて作ったのではなく、食肉加工で余ったロース肉を使う方法としてロースハムが開発されたのです。

どういうことか説明します。

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丸大食品ロースハムの添加物

ロースハムは、肩ロースの肉を使っているからロースハムといいますが、ロースハムを発明した人が最初はロールドハムと名付けていました。

食肉加工で余った細長いロースを食べやすく丸くしたのが始まりで、ロールドハムと名付けられ、その後にロースハムとなったようです。

ロースハムは日本独特の食品で、外国ではハムと言えばボンレスハムのことで一般的にロースハムはありません。

元々ヨーロッパなどで作られていたハムと、日本で売られているハムは違う物ということになります。

生ハムとして売られているものは、豚のもも肉を塩漬けしたもの、塩漬けし豚のもも肉を薫製にしたものです。

本来のハムと呼べるものは、日本では生ハムということになります。

ロースハムは加工食品ですが、表示を見ると加熱食肉製品となっています。

ロースハムは豚肉のロースの小片と玉子たん白、植物性たん白などの副材を成型してボイルして作られます。

見た目は豚肉をスライスしたように見えますが、ハムそっくりに作られた合成品です。

ロースハムは合成的に作られた食品であるので、添加物もたっぷりと使われています。

丸大食品のロースハムに使われている添加物は、リン酸塩(Na)、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硫酸Na)、カルミン酸色素、香辛料抽出物です。

たん白加水分解物の表示がありますが、食品添加物に指定されていな人口調味料と言えます。

リン酸塩(Na)は、乳化剤、酸味料、㏗調整剤として使われますが、合成ハムを作るのには欠かせない添加物のようで、加工食品としてのハムには必ず使われています。

他に気になる添加物は、発色剤(亜硫酸Na)です。

亜硫酸Naは、亜硫酸ナトリウムですが亜硫酸塩です。

亜硫酸塩は漂白剤として使われますが、他にも漂白剤として使われる亜塩素酸ナトリウムがあります。

亜塩素酸ナトリウムは、次亜塩素酸ナトリウムと大体同じで、毒物及び劇物取締法の規制を受けるほどの劇物と同じと言えます。

亜塩素酸ナトリウムは、使用後に良く水洗いし残らにようにしなければいけません

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しかし、亜硫酸塩は食品に残留してもよいことになっています

水で洗浄したりして亜硫酸塩を取り除いたら、色戻り現象が起きて色がわるくなってしまします。

ちょっと高級な鎌倉ハム富岡商会の熟成ハムステーキ

鎌倉熟成ハムステーキは、見た目も豚のロースをスライスしたように見えますが添加物は入ってます。

鎌倉熟成ハムステーキの添加物は、リン酸塩(Na)、酸化防止剤(ビタミンC)、調味料(アミノ酸等)、発色剤(亜硫酸Na)です。

原材料が豚ロース肉、食塩、砂糖、香辛料となっていますので、丸大食品のロースハムのように、玉子たん白、植物性たん白は使われていません。

鎌倉熟成ハムは、合成ハムではなく豚肉のロースで作られた加熱食肉製品と言えます。

豚肉のロースがどのように成形されているのかは分かりませんが、主たる原料は豚ロース肉です。

しかし、リン酸塩が添加されています。

リン酸塩は乳化剤ですが、ここでは品質改良剤として使われていると思われます。

そして亜硫酸Naは発色剤と書いていますが、漂白剤として使われているのです。

丸大のロースハムのように、豚肉以外のものを混ぜて作られている合成ハムではないですが、危険性が高い添加物が使われています。

プリマハムのロースハムの添加物

セブンアイのマークがついていますがプリマハムです。

プリマハムの添加物は、調味料(アミノ酸等)、カゼインNa(乳由来)リン酸塩(Na)、酸化防止剤(ビタミンC)、くん液、発色剤(亜硫酸Na)、カルミン酸色素、香辛料抽出物です。

プリマハムの添加物とプリマハムの添加物は、同じものがたくさんあります。

丸大ハムでは使われていた増粘多糖類がなく、カゼインNaとくん液が加わりました。

カゼインNaは、牛乳などに酸を加えて固めたようなもので、乳化剤を安定させたりタンパク質の接着剤に使われます

くん液は煙から作っていますので、本来のハムの薫製の香りや色を付けるために添加されているのです。

原材料も大豆たん白、玉子たん白、乳たん白と豚肉以外の副材が多く、合成的に作られたハムであることは明らかです。

 

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