添加物の表示にはルールがあります




原材料名、添加物の表示方法には、いくつかのルールがあります。

食品のラベル、包装、箱などに、その食品に使用している原材料、添加物は全て表示するように法令で決められています。

しかし、中には表示しなくてもよい場合があります。

原材料名の表示は、消費者に対する重要な情報提供なのですが、消費者に分かりやすく正確に記載されているとはいいがたいです。

詳しく説明していきます。

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表示には順序があります

原材料名の表示は、原材料、添加物の使用している量の多い順に明記されます。

原材料名:小麦粉、砂糖、全粉乳、カカオマス、植物油脂、ココアバター、ショートニング、モルトエキス、食塩、発酵バター、イースト/乳化剤、香料、膨張剤、甘味料(スクラロース)

一番多く使われるのが小麦粉、次に使われるのが砂糖、/の後の乳化剤、香料、膨張剤、甘味料(スクラロール)が食品添加物です。

原材料名の表示は物質名が原則ですが簡略名も可能

使用した添加物は全て物質名で表示するのが原則ですが、簡略名で書いてもよい場合があります。

「加工デンプン」、実は12種類の添加物が簡略名として使われています。

1.アセチル化デンプン(酢酸デンプン):冷凍めん、フライ製品。てんぷらなどの多くの食品に使用されています。

2.アセチル化アジピン酸架橋デンプン:タレ、ソース類、ドレッシング等に使用されています。

3.アセチル化酸化デンプン:タレ、ソース類、ドレッシング等に使用されています。

4.アセチル化リン酸架橋デンプン:タレ、ソース類、ドレッシング等に使用されています。

5.酸化デンプン:お餅のツヤだしや粉末食品製造などに使用されます。

6.オクテニルコハク酸デンプンナトリウム:粘りを強くする力があるので乳化剤としても使われます。

7.ヒドロキシプロピルデンプン:菓子類、冷凍食品、パン類、など多くの食品に使われています。

8.ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン:冷凍食品一般、ソース類、タレ類などに使用されています。ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンは欧州食品科学委員会は、乳幼児向けの食品に添加することを禁じています。

9.リン酸化デンプン:冷蔵食品、冷凍食品一般、ソース類、サンドイッチに挟んであるもの、パイやパンに詰めてあるものなどに使用されています。

10.リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン:用途はリン酸化デンプンと同じですが、製造過程でオキシ塩化リンを加えますが、化学を学んだことがある人ならだれでも知っている猛毒です

11.リン酸架橋デンプン:ベーカリー食品、スナック食品などに使用されます。

12.デンプングリコール酸ナトリウム:アイスクリームなどに使用されています。この加工デンプンには使用基準があり食品への使用は2%以下です

以上、12種類が加工デンプンですが、どれも舌を噛みそうな名称ですが、全てが化学合成で作られたものです。

加工デンプンと聞くと、デンプンを加工した物だろうぐらいに思いますが、全てがデンプンを合成化学的に分子構造を変えたものです。

その他に合成着色料なども、物質名「食用赤色3号」または「エリスロシン」と表示するのが原則ですが、簡略名で「赤色3号」または「赤3」と表示してもいいのです。

用途名と物質名の併記

添加物の表記には、用途名と物質名を併記する場合があります。

例えばソルビン酸ですが、食品保存の目的に使用されている保存料です。

「保存料」が用途名(使用目的)、「ソルビン酸」が物質名です。

食品に使用した場合の表示は、保存料(ソルビン酸)になります。物質名は( )内に記載します。

用途名と物質名の併記が必要な例

用途名(使用目的)     物質名併記の例

保存料           保存料(ソルビン酸)

着色料           着色料(赤3)

甘味料           甘味料(サッカリンNa )

発色剤           発色剤(亜硝酸Na)

酸化防止剤         酸化防止剤(BHA,BHT)

防かび剤または防ばい剤   防かび剤(TBZ)

漂白剤           漂白剤(亜硫酸Na)

増粘剤           増粘剤(キサンタン)

安定剤           安定剤(CMC)

ゲル化剤          ゲル化剤(ペクチン)

糊料            糊料(アルギン酸Na)

一括名の表示

食品に使用した添加物は、原則としてその物質名もしくはその簡略名で表示するのが原則ですが、類似の性質、作用、効果を持つ複数の添加物を組み合わせて使用する場合は、それぞれの添加物名をひょうじするのではなく、ひとまとめにして一括して表示してもよいことになっています。

一括表示が許されているもの

一括名       用途(使用目的)

かん水       中華めんの製造

香料        香りをつける  香りの増強

イーストフード   イースト(酵母菌)の栄養

ガムベース     チューインガムの基材

酵素        お茶の濁りを取る  糖の分解  その他

酸味料       酸味をつける

調味料       うま味などの味付け、味の増強、調整

乳化剤       食品の乳化、気泡

豆腐凝固剤     豆腐を硬めトーフを作る

苦味料       苦味(にがみ)をつける  苦味の増強

PH調整剤     PHを適正に保つ

膨張剤       ガスを発生させ生地を膨らませる

光沢剤       艶(つや)を与える

軟化剤       チューインガムの柔らかさを保つ

一括名はその用途から外れた使用は認められませんが、実際には乳化剤はパン、ケーキなどの品質保持に、PH調整剤は微生物の増殖抑制に使用されています。

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