添加物不使用と書いているけど本当に何も添加されていないのでしょうか

2018年3月21日

無添加、添加物不使用、化学調味料不使用、合成着色料不使用、保存料不使用、着色料不使用、発色剤不使用、いろんな表示があります。

無添加、添加物不使用と表示されていると、食品添加物は不使用ということになります。

加工食品において、全ての食品添加物を排除するのは非常に難しくなってきてます。

その証拠にスーパーマーケットで添加物不使用の加工食品を探すのは至難の業です。

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本来は添加物が必要でなかった食品にも添加物が使われるようになってきました


醤油やみそといった調味料は、大豆を麹菌や酵母の力を借りて発酵させて作る発酵食品です。昔からある加工食品で長期保存が効く物にも、今は添加物が入っています。

醤油は、大豆、小麦、食塩、酵母で作られるので、添加物はありません。

味噌は、大豆、米、食塩、麹菌で作られるので、添加物はありません。

しかし、美味しい味噌を作るために添加物が使われている商品も多いです。

カツオ節エキスや昆布エキスの他に、調味料(アミノ酸等)、たん白加水分解物等が添加されていることが多いです。

食品添加物に指定されているのは、調味料(アミノ酸等)ですが、大半がグルタミン酸ナトリウムです。

たん白加水分解物ですが、食品添加物には指定されていませんが、タンパク質であるくず肉を化学的に分解したものです

インスタントの味噌汁などの原材料の表示には、調味味噌と表記されています。

加工されて作られたものに添加物が入っていても表示義務はありません。

さすがに無添加と表示があれば、調味味噌にも添加物は入ってないと思います。

基本的には無添加、添加物不使用と表記されている場合は添加物は使われていません。

チーズも生乳と食塩だけで作られるのですが、安価なチーズは添加物で作られていることが多いです。

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ナチュラルチーズを溶かして作るプロセスチーズは添加物で固める

ナチュラルチーズの名称で表示されているものは、無添加の物が多いです。

ナチュラルチーズを加工することで作られるプロセスチーズは添加物が含まれることが多いです。

プロセスチーズは、元々ナチュラルチーズが受け入れられない日本人向けに開発されたチーズで、加工チーズと呼ばれています。

食べやすい一口サイズやソーセージ状に加工するのですが、ゴーダーチーズやチェダーチーズを数種類溶かして固めて作ります。

溶かして固めるだけでは分離してしまうので、乳化剤を使って固めます。

この乳化剤が添加物なのですが、化学物質が多く使われています。

チーズにのみ使用が許可されているのがリン酸塩類です。

表示は乳化剤で一括表示が認められているので、合成乳化剤なのか天然乳化剤なのか、またチーズだからリン酸塩とは限りません。

リン酸塩は乳化剤というよりは、ハムやソーセージの肉の水分を保つことで、プリッとして食感にする目的で使われることが多いです。

最近の「週刊現代」に食品添加物リン酸塩が大きく取り上げられていました。

この記事では、危ない食品添加物「リン酸塩」が入っている食べ物はこれだ、と銘打った特集が組まれてました。

化学調味料不使用、合成着色料不使用、保存料不使用は一部の添加物が使われてないだけ

週刊誌では、食品添加物について定期的に特集が組まれるようで、関心が高い記事の一つのようです。

加工商品を作るメーカーにとっては、添加物をたくさん使うことによって、見栄えもよく食感もよく、味も良いものが作れるのです。

そして長持ちします。

しかし、週刊誌に定期的に特集が組まれるほど消費者にとって添加物は関心があるものです。

そして考えられたのが、一部の添加物を使わないことで、添加物が入っていない安全な食品を売りにすることです。

それぞれの加工食品にとって、それほど重要視しない添加物を使わないことで、添加物不使用の商品をアピールしてるのです。

添加物が危険であると思うのであれば、無添加にすればいいのですが、そうするとコストが上がり採算が取れなくなります。

あくまでも商品を売ることが目的だと思われますが、一部の添加物でも入っていない方が身体にはいいでしょう

 

 

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