ファミリーマートのサラダチキンは添加物だらけ

2018年8月6日

今話題のサラダチキンは各コンビニで発売されています。

原料は鶏のむね肉を使用し高タンパク質で低カロリーとヘルシーなサラダチキンは若い女性や学生にも大変人気です。

ダイエットやおやつ代わりに購入しているようですが、果たした毎日食べても大丈夫でしょうか?

前回はセブンイレブンのサラダチキンを調査しましたが、今回はファミリーマートのサラダチキンの添加物をご紹介します。

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淡路島藻塩の国産鶏サラダチキン(プレーン)

一番シンプルなタイプのサラダチキンです。

ファミリーマートは他コンビニと違い国産の鶏肉を使用しています。

また淡路島産の藻塩を使用して天然のミネラルたっぷりな塩味に仕上げるなどとてもこだわっている印象です。

味は思った以上にしっかり塩味が効いていました。

蒸し鶏というよりはハムに近い印象ですが、さて、添加物はどうでしょうか。

添加物は、増粘剤(加工でん粉)PH調整剤リン酸塩(Na)トレハロースグリシン酸化防止剤(ビタミンC)調味料(アミノ酸等)卵白リゾチームターメリック色素です。

この時点でセブンイレブンより2個多く添加物が使用されていました。

増粘剤(加工でん粉)、はとろみやコク、又は加熱調理時の型崩れ防止、つや出しなどに使われる添加物です。

加工でん粉は、加工デンプンとも呼ばれ、ジャガイモなどの天然でんぷんに沢山の化学薬品を混ぜ合わせて作られた合成デンプンで様々な種類があり、中には発がん性を認められてものもありますが、簡略名が認められている為、一体何が使われているか分かりません。

PH調整剤のpHとは酸性またはアルカリ性の度合を意味し、pHの範囲を保つことで変色、腐敗を防ぎます。

そのバランスを調整するために用いられる一括表示の添加物です。

調味料(アミノ酸等)は、何種類ものアミノ酸を混ぜ合わせてうま味を増し人工的に精製したグルタミン酸ナトリウムを主成分とした添加物です。

うま味を増すために加工品にはよく使用されています。

リン酸塩(Na)は食肉の保水性を高めたり、結着剤、乳化剤、品質改善など様々な用途で使用される添加物でハムなど加工肉には必ず使用されています。

しかし過剰に摂取すると骨粗鬆症や抗うつ症など可能性があると言われているため注意が必要です。

ファミリーマートだけに使用されている添加物は、卵白リゾチーム、ターメリック色素、トレハロース、グリシン、酸化防止剤(ビタミンC)です。

卵白リゾチームは卵白をpH調整し、抽出して精製された酵素です。

溶菌作用があるため、食品の日持ちを良くしたり変質を抑えるための添加物として使用されます。

ただ卵白由来のため、卵アレルギーを引き起こす可能性があるので注意が必要です。

トレハロースは自然界に存在する物質で上品な甘味があり、たんぱく質の品質保持の保存料として使用される添加物です。

グリシンはアミノ酸の一種で自然な甘味とまろやかな旨味を出し、菌の増殖を抑制し日持ちを良くするための添加物ですが、もともと人間の身体で作られる物質のため安全と言われています。、

酸化防止剤(ビタミンC)は、レモンを代表する天然のビタミンCではなく化学合成物質です。

主に酸化防止剤として使用され、ハムなどの発色を良くするためにも使用されます。

ターメリック色素は別名ウコンと呼ばれ、ウコンから抽出された天然着色料です。

主に黄色の着色に使用されますが、ウコンには肝臓を患っている場合には悪化させる可能性があると言われているためこちらも注意が必要です。

スモーク香る国産鶏サラダチキン(スモーク)

国産鶏のむね肉に淡路島の藻塩を漬けこみ、桜のスモーク材で燻製にした風味豊かな商品です。

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スモークの味がしっかりしていておつまみに最適な美味しさです。

添加物を見ると、調味料(アミノ酸等)リン酸塩(Na)くん液酸化防止剤(ビタミンc)発色剤(亜硝酸Na)です。

プレーンよりはかなり少ない添加物の量でした。

ここで気になるのはくん液です。

くん液とは、名のごとく、くん製したのと同じような風味を化学的につけるための添加物です。

スモークフレーバーともいい、天然の香料で、実際には燻していないのです。

もしくは、薫製の風味を強めるためによく使用されているようですが、サトウキビや竹材を燃やしてその煙から抽出しているため、この煙には発がん性物質が含まれている可能性があると言われています。

発色剤(亜硝酸Na)もまた、加工肉商品にはよく使われる添加物で、お肉自体の色を良くみせるために使用されます。

しかしこちらも発がん性物質があると言われており、あまり摂取したくはない添加物の1つです。

タンドリーチキン風 国産鶏サラダチキン(カレー)

サラダチキンシリーズでは珍しい、スパイシーなタンドリー風のチキンです。

各コンビニで展開しているサラダチキンですが、カレー味はファミリーマートだけのようです。

しっかりとした味付けでサラダにというより、メインおかずなる食べ応えでとても美味しいものでした。

しかし見た目にも添加物が多そうなイメージですがどうでしょうか。

添加物は、増粘剤(加工でん粉増粘多糖類)調味料(アミノ酸等)PH調整剤リン酸塩(Na)グリシン酸化防止剤(ビタミンC)安定剤(増粘多糖類)香料卵白リゾチーム酸味料ターメリック色素香辛料抽出物 です。

なんと最多の13個が使用されていました。

ほとんどはプレーンと同じ添加物が使用されていますが、カレー風味を出すために香料や香辛料が使われていました。

香料は食品に香りや味の一部をつけるために使われる添加物です。

植物や動物から抽出される天然香料と化学的に合成された合成香料があり、今回はカレーの香りを強調するため添加していると思います。

また香辛料抽出物も同じくカレーの風味を増すためにターメリックやクミンなどのスパイスから抽出された添加物です。

増粘多糖類という添加物が2回出てきますが、これは同じ添加物でも用途が違う場合は表示が義務づけられています。

また、増粘多糖類とは天然の多糖類を2種類以上併用した場合に使用される一括表示名のため、何が使われているかは分かりません。

どちらもとろみやコクを増したり、カレー液を安定させるために使用されています。

酸味料は主に酸味を付けたり増強したりする目的で使われる添加物で一括表示が認められています。

しかし中にはそれぞれ酸化防止剤、保存料、pH調整剤など用途が被るものがあるため、違う用途でも酸味料と表示している場合があるようです。

そのため本当の用途が何か、いったい何が使用されているか全く分かりません。

ターメリック色素は黄色の着色に使用されます。

まとめ

ファミリーマートのサラダチキンは各コンビニの中でも他に梅味やガーリック味など6種類以上あり、かなりオリジナリティーな種類が豊富でした。

ただ、全体的に味が濃い目でさらに、風味を付けるために他社より添加物が多いめのように感じました。

美味しさを追及するとやはり添加物は増えるということでしょうか。

ただ、健康に良いとか、ダイエットに、という目的で毎日食べるのであれば、普通に胸肉を茹でて食べた方がより健康的ですね。

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