コストコのティラミス、ディナーロールパン、プルコギ、人気商品の添加物
コストコといえば、商品が全てビックサイズのお得に買い物ができると、主婦やファミリー層に絶大な人気の外資系大型店です。
自社ブランドにてコストを削減した商品が数多くありますが、一体どんな添加物を使用しているのでしょうか。
SNSなどで人気のランキング上位3商品の添加物を調べてみました。
コストコのディナーロールパンの添加物
コストコといえば、やはりディナーロールパンです。
やわらかく、シンプルに美味しい人気1位の食卓パンです。
しかも1袋に36個も入っており、経済的にも大変助かる商品ですが、添加物はどうでしょうか?
原材料を見ると、添加物はV.Cだけと意外に添加物が少ないことに驚きました。
V.CとはビタミンCの略ですが、レモン等からイメージされる天然のものではありません。
酸化防止や栄養強化を目的として作られた合成添加物でパンには品質改善のためによく使われています。
これだけなら安全のように思いますが、問題はショートニングが使われていることです。
添加物ではありませんが人工油脂であり、含まれるトランス脂肪酸が健康被害を起こす危険性があると言われていて注意が必要です。
ただ、添加物が少ない代わりに消費期限も3日間と短めで、夏場は5日でカビが発生しました。
3日以上の保存には冷凍保存をおすすめします。
コストコのティラミスの添加物
続いてこちらもお子様に大人気のコストコデザート、ティラミスです。
見た目もインパクトありますが大きさも1.5キロと大変ボリューム満点で軽く10人前はあると思われます。
味は思ったよりクドくはなく甘さ控えめで日本人でも食べやすくなっています。
さて、添加物ですが、糊料(ピロリン酸Na,加工デンプン、増粘多糖類)、乳化剤、膨張剤、ステアリン酸Ca、pH調整剤、と思った通り大量に使われています。
糊料とは、増粘剤や安定剤など用途が異なる時に糊料とまとめて表示することでき、とろみや粘りを出すための添加物です。
ピロリン酸Naはリン酸からできており、人体には存在しません。
過剰に取り過ぎると骨粗鬆症や結石などを引き起こすと問題になっています。
加工デンプンは化学物質を結合させて作られた合成デンプンです。
加工デンプンにも様々な種類があり、中には発がん性を認められてものもありますが、一括表示となっている為、一体何が使われているか分かりません。
増粘多糖類は2種類以上の天然の増粘剤を併用した場合の表示で、どちらともとろりとした食感を出すために使われているようです。
乳化剤は水と油のようになじみづらい物質を乳化させる添加物です。
卵や植物油などをなじませるために使用していると思います。
しかしこれも一括表示が認められているため、何が使われているか全く分かりません。
乳化剤に使用される物質は数えきれない程あり、安全性も認められていないものが多いにも拘わらず、一括表示だけなのは疑問です。
膨張剤も同じく一括表示の添加物で、ベーキングパウダーとも言い、化合物などの加熱によって発生した物質で膨らませます。
ステアリン酸Caは高級脂肪酸のカルシウム塩の混合物で日本では医薬品に使用されていましたが米国などでは増粘剤や乳化剤などの添加物として長年使用されていることから日本でも食品添加物として指定されています。
主に増粘安定剤、固結防止剤あるいはフレーバー付与補助剤などのために使われる添加物で一応安全といわれていますが、理由の一つに米国などが使っているからというのは疑問が残ります。
pH調整剤は酸性またはアルカリ性の度合を調整するために用いられる添加物です。
商品にはそれぞれ好ましいpHの範囲があり、味にも影響するため、適したpHを保つことで変色、腐敗を防ぎます。
しかしこれも沢山の化合物が用いられていますが一括表示のためわかりません。
このように添加物には一括表示という生産者には甘い法令の抜け道があり、消費者は知らぬ間に訳のわからない添加物を食べていることになります。
コストコのプルコギビーフの添加物
第三位はしっかりした味わいでお弁当や食卓に大活躍の韓国風焼き肉プルコギビーフです。
こちらも約1.5キロとかなり大量に入っていますので冷凍保存がおすすめです。
とにかく味が濃いので野菜や麺類などと一緒に炒めるなど様々な食べ方ができ人気の高い商品ですが、添加物はどうでしょうか。
添加物は調味料(アミノ酸)、カラメル色素、増粘剤(キサンタン)、酸味料が使用されています。
調味料(アミノ酸)はいわゆる『味の素』なのでお馴染みのうま味調味料のことでうまみを人工的に精製したグルタミン酸ナトリウムを主成分とした添加物です。
昆布に含まれるグルタミン酸を主成分とした純度の高いアミノ酸を使用していて一般的によく使われる添加物の一つです。
しかし合成化学調味料ですので、摂りすぎると頭痛や緑内障を引き起こすと言われており、安全とは言い切れません。
カラメル色素は黒い褐色に着色する添加物です。
糖類に様々な化合物を加えて加熱して作られ、砂糖を焦がして作るカラメルと原理は同じです。
ただ昔から『焦げはガンの素』と言われているように加熱することで発がん性物質が含まれることもあり、注意が必要です。
増粘剤(キサンタン)は細菌を培養して作られる多糖類でとろみを出すための添加物です。
キサンタンは安全上の問題はないとされていますが、培養時に含まれるタンパク質にアレルギーを引き起こす可能性があり、安全性に不安が残ります。
酸味料に主に酸味を付けたり増強したりする目的で使われる添加物で一括表示が認められています。
しかし中にはそれぞれ酸化防止剤、保存料、pH調整剤など用途が被るものがあるため、違う用途でも酸味料と表示している場合があるようです。
そのため本当の用途が何か、いったい何が使用されているか全く分かりません。
添加物ではありませんが、特筆したいのが果糖ぶどう糖液糖です。
清涼飲料水などに代表するように多くの食品に使われていますが、身体には悪影響があると言われています。
トウモロコシなどからぶどう糖を抽出し、さらに甘味の強い果糖へ変化させた、ぶどう糖と果糖の混合物です。
砂糖よりも安価で甘みが強いためよく使われていますが、過剰摂取による糖尿病や肥満などの生活習慣病を引き起こす要因として諸外国では懸念されています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません