カレーライス福神漬の成分表示トリックは添加物かくし!

2019年2月25日

カレーライスを注文すると、必ず脇に添えられている「福神漬」。

独特の色合いと風味があり、カレーによく合いますね。

このような、添え物のお漬物は長期保存のため塩分を多く使っている、、というイメージですが添加物はどうでしょうか。

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カレーライスの脇役「福神漬」について

東海漬物「カレーライス福神漬」は、カレーライスに合うように開発された福神漬けです。

東海漬物といえば、「きゅうりのキューちゃん」などのお漬物メーカーで有名ですね。

カレー以外で福神漬を食べることはあまりないかと思うのですが、特にカレーに合う「上質な甘み」にこだわった味付けになっています。

食べた感想は、甘みはたしかにあるのですが、甘すぎず口に残らない感じです。

少し爽やかな酸味もあるのでカレーライスのアクセントとして、とても美味しかったです。

常温で保存できますし、量も2~3人の家族で一回で使い切れる量で、賞味期限も長いので買い置きに便利ですね。

含まれる7種類の野菜はすべて国産ですし、昔のように、ギョッとするような赤い色でもないです。

しかも製品のパッケージ表面に「保存料不使用」と表記していますので安全かな?と思いますよね。

そんなカレーライス用の福神漬には、どんな食品添加物が入っているのか、調べてみました。

カレーライス福神漬の添加物

まず裏面の成分表示を見てみますと、添加物に当たる成分は、

調味料(アミノ酸等)酸味料酸化防止剤(ビタミンC)甘味料(アセスルファ厶Kスクラロース)カロチノイド色素香料です。

まず、調味料(アミノ酸等)は沢山の加工食品に使用されている代表的な食品添加物です。

昆布の旨味成分であるグルタミン酸ナトリウムを主とし、何種類かのうま味成分を合わせてうま味を増強させています。

食品の美味しさをより引き立たせるために使用されています。

またカロチノイド色素は、にんじんやかぼちゃなどに含まれる色素です。

黄色や橙色などの着色に使用され、わりと安全性の高い添加物です。

カロリーゼロの人工甘味料も合成添加物

次に、気になるのは甘味料として使用されているスクラロースです。

この甘味料、名前こそ英語で砂糖成分を意味するスクロースに似ていますが、天然の甘味料ではありません。

スクラロースは比較的最近使用されるようになった食品添加物です。

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甘みの強さは砂糖の500~600倍という事で、少量で効率よく甘みをつけられること、法令上あらゆる食品に添加が可能ということで、口にする機会が多い添加物です。

スクラロースは砂糖を原料として、砂糖の分子構造を変化させることで合成しています。

砂糖のように体内でエネルギーとして分解吸収されないので、ノンカロリーなのです。

高い安定性をもち、あらゆる安全性試験でも発がん性や他の健康被害をもたらすような報告はないようです。

ただし、スクラロースそのものを高温(138℃以上)で加熱した際に、人体に悪影響をもたらす塩化水素ガスが出るとの報告があります。

またスクラロースと合わせて使用されているアセスルファムK(アセスルファムカリウム)、こちらも人工甘味料です。

砂糖の150~200倍の甘みがあります。

しかし、口にすると、甘みを感じるとともに苦みのある後味が発生するので、それを緩和するために、スクラロースと合わせて使用されています。

人間が一番ちょうどよいと感じる甘さは、砂糖の甘さなので、その味に近づけるために何種類か合わせて用いられることが多いのですが、それぞれの成分についての安全性は調べられていても、その成分を違う成分と合わせて使用した場合の危険性の有無は調べられていないのが現状です。

そういったことを考えると、食品添加物としての人工甘味料はなるべく食べないようにした方が良いと思います。

成分表示のトリックとは

他に使用されている食品添加物では、酸味料があります。

食品添加物ではなく、原材料としての表示に「醸造酢」が入っているのに、他に加えている酸味料は、食品の日持ちを長くさせるためのph調整剤として添加されていると考えられます。

製品のパッケージの表面に「保存料不使用」と表記されていますよね。

たしかに、成分表を見ても保存料の表記はありませんが、実はこの代わりが酸味料になるのです。

つまり、実際は「保存料」と言える成分と何ら変わりないということです。

ただ、保存料を使用していない安全な食品と消費者に思わせるための、成分表示のトリック、と悪くとらえられてしまっても仕方ないと思います。

でも考えようによっては、「保存料不使用といっても、酸味料でph調整されているから常温保存でも賞味期限が長くて助かる」とも思えるでしょう。

また、酸味料に使用されている物質には、アジピン酸やクエン酸、乳酸、グルコン酸、酢酸ナトリウム、リン酸などがありますが実際にはわかりません。

その多くが化学合成で製造された合成添加物です。

クエン酸や乳酸などは食品から合成され、自然界にも存在するものなので、そのもの自体では健康被害はおこりにくいと思います。

そういった成分を使用していればよいのですが、例えばリン酸などを使っている場合であっても、表示上は「酸味料」となり、入っているのがわからなくなってしまいます。

加工食品の多くに含まれるリンはカルシウムの吸収を阻害してしまうので、加工食品を選ぶ際にはなるべく「リン」という表記のある物を避ける消費者も多いですが、「酸味料」などという表示では、入っている事に気づかずに口にしてしまう事もありますので、気を付けた方が良いでしょう。

 

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