マルハニチロの冷凍食品に保存料が入っていなかった
毎日のお弁当作りで時間がないママたちの心強い味方といえば冷凍食品ですね。
揚げ物など朝から手作りするのは大変ですが冷凍食品なら簡単にもう一品入れられます。
また最近は解凍せずにそのまま使える商品もあり、大変便利な冷凍食品ですが果たして添加物は大丈夫でしょうか。
マルハニチロのエビとチーズのグラタン
マルハニチロのエビとチーズのグラタンは小学生、中学生のお弁当に大変人気です。
なかなかお弁当用にグラタンを作ることは面倒ですから、レンジで温めるだけでお弁当に入れられるグラタンは重宝する冷凍食品です。
食べ終わるとカップの底に占いが書いてあってそのメッセージに何が書いてあるのかなという楽しみもあります。
小さいですがエビも入っていて、チーズも甘く、口どけの良いチーズを使用していて、好きな方は多いのではないでしょうか。
スーパーマーケットの冷凍食品売り場でもよく目にするこの製品、どんな添加物が入っているのでしょうか?
原材料を見ると、添加物には、 増粘剤(加工でん粉、ジェラン)、貝Ca、セルロース、調味料(アミノ酸等)、安定剤(増粘多糖類)、乳化剤、カロチノイド色素と、なっています。
増粘剤として添加されている、加工でん粉はジャガイモなどの天然デンプンに薬品で化学変化を起こし作られた合成デンプンで様々な種類があり、中には発がん性を認められてものもありますが、簡略名が認められている為、一体何が使われているか分かりません。
ジェランはジェランガムともいい、細菌から作られる多糖類です。
どちらも添加することでとろみやコクを出す添加物で、寒天の代わりに使われていることもあります。
貝カルシウムとは
貝カルシウムとは読んで名のごとく、貝殻を焼いて粉末にした添加物です。
主にホタテや牡蠣などの貝殻を高温で焼いて作られるため、天然由来のカルシウムなので安全と言われています。
カルシウムを栄養強化として使用したり、日持ち向上剤や加工肉や練り物の結着剤として使用されています。
また除菌作用や抗菌作用があり、消臭効果もあることから、食品添加物だけでなく、洗剤や車の消臭剤、台所の除菌、ペットの消臭など様々なところで使われています。
貝殻を食べるの?と思うかもしれませんが、粉末状になっていますし元々豆腐やコンニャクの凝固剤として固めたり臭みを取るため古くから使用されています。
知らずに皆さん食べているのです。
ちなみに、この商品の場合はエビの除菌、消臭処理と保水性を高めプリっとした食感を出すためだと思われます。
セルロースは植物の細胞壁の主成分をなす多糖類のことで、広い意味での食物繊維といえます。
主にチーズに使用され、チーズがバラバラにならないようにくっつけておく目的で添加されます。
または、粘り気を与えるために添加される場合もあります。
調味料のアミノ酸はグルタミン酸などのうま味調味料のような成分です。
安定剤として増粘多糖類とありますが、天然の多糖類を2種類以上併用した場合、「増粘多糖類」のと一括表示が認められているため、何が使われているかは分かりません。
乳化剤は水と油分を混ぜる成分です。
カロチノイド色素は、着色料で赤や黄、だいだいの着色を目的に添加される、動植物及び微生物などに含まれる色素のことです。
冷凍食品は保存料が必要ない
また添加物以外で気になるのが、デキストリンです。
聞いたことはあまりない名前ですが、よく見かける材料ですね。
デキストリンとはトウモロコシやじゃがいもなどのでん粉をさらに分解して水に溶けやすくした、でんぷん、つまり炭水化物でした。
とろみをつけたり、ツヤを出すために使われています。
名前のイメージに反して、天然成分なので安全性は高いようです。
同じような仲間で難消化性デキストリンというのもありますが、こちらはデキストリンに含まれる食物繊維の一種で、脂肪や糖分の吸収を抑えたり、血糖値の上昇を緩めたりなどダイエット食品などによく使用されています。
全体に、風味を整えるというより、本来の成分だけではさらさらとした食感になるクリームやチーズなどを、固めたり維持するために添加物を使用している印象でした。
また驚いたことに、保存料の作用をする添加物が一切入っていませんでした。
これは、衛生的な工場で製造された冷凍食品は、−18℃以下の低温で保存すれば、菌の増殖は遅いため、保存料を使わずとも品質が保たれるのです。
しかし、一度解凍してしまったものに関しては、品質が劣化します。
これは、開封して冷凍状態にあっても、菌に一旦触れていれば、保存料が入っていないので容易に食品の中で菌が増えることが予想されます。
ですので、解凍したらすぐに食べるようにしましょう。
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