噂のライザップ商品はダイエットに良くても添加物は多め
いま、空前のダイエットブームの中、必ず痩せると噂のライザップが食品にも進出してきました。
ダイエットの時、どうしても食べたい!けど我慢している甘いスイーツをライザップとファミリーマートがコラボして低糖質に開発したと話題です。
糖質とは単純に砂糖などの甘いものではなく、炭水化物などのでんぷんにも含まれています。
しかし、痩せるからといって身体に良いとは限りません。低糖質商品には添加物はどれくらい使われているのでしょうか。
ライザップの濃旨キャラメルプリン
甘い物の代表といえば、プリンですね。
本来は卵や牛乳、砂糖などを使って作るデザートですが、低糖質にするためにどのような材料が使われているのでしょうか。
原材料を見ると、卵や砂糖は使われていますが、牛乳が見当たりません。
糖質とは単純に砂糖や果物などの甘いものだけではなく、ご飯やパン、アルコールや根菜などの炭水化物に含まれるでんぷんも糖質の仲間です。
実は牛乳にも乳糖と呼ばれる炭水化物が99.8%も含まれています。
この乳糖を控えることで糖質カットとしているのではないでしょうか。
さらに、「クリーム」「乳等を主要原料とする食品」という表記がありますが、これも牛乳を使用せず乳製品の風味を出すための原料です。
「クリーム」は牛乳を搾取した際に浮いてくる脂肪分で18%以上のものをいいます。
「乳等を主要原料とする食品」は乳化剤や安定剤などを加えたり、一部植物性脂肪を加えて加工された乳製品ですのでどちらも乳糖を抑えています。
さて、添加物はどうでしょうか。
添加物には、香料、乳化剤、メタリン酸ナトリウム、カラメル色素、甘味料(ステビア)、PH調整剤、が含まれています。
香料はプリンのたまご風味やキャラメルの甘い香りをつけるための合成香料でしょう。
乳化剤は水分と脂肪分を混ぜ合わせるために必ず入っているもので、よく見かける添加物です。
しかし、メタリン酸ナトリウムは初めてみる添加物名です。
どういったものなのでしょうか。
メタリン酸ナトリウムは、よく、かん水などとして中華麺などに使用される合成添加物です。
食品の品質向上や結着剤など様々な食品に使用されています。
また歯の着色防止などで歯磨き粉に使用されたりしています。
しかし、このメタリン酸はいわゆる「リン酸塩」と呼ばれるリンの仲間であり、リン酸塩自体は人体には存在しない物質です。
一つ一つのの含有量が少量でも、普通の食品に加えて多くの加工食品に使用されていますので、無意識にたくさんの量を体に取り込むことになります。
食品添加物としてリン酸塩を過剰摂取した場合、副甲状腺機能の亢進、腸管のカルシウム吸収を抑制するなど、その影響として骨粗鬆症になる危険性が高くなります。
加えて、カルシウム不足により、腎臓結石の発症リスクが高くなる事例もありますので過剰摂取には気を付けたい物質ですね。
カラメル色素は黒い褐色の着色料で、糖類に様々な化合物をまぜて加熱して作られます。
美味しそうな色合いとはうらはらに、なかにはイミダゾール化合物という発ガン性物質が含まれていることもあり、厚生労働相にも認めてられています。
また、甘味料(ステビア)もよく目にする添加物で、こちらも天然の植物から抽出されていて安全のように感じます。
しかし、抽出する際に様々な不純物が含まれており、安全性はわかりません。
またステビア抽出物の摂取によって腸内で分解生成されるステビオールには、遺伝毒性が認められています。
この小さなプリンの中に少量でも危険性を感じる添加物が沢山使われていることに驚きました。
ライザップの濃厚レアチーズケーキ
チーズたっぷりのレアチーズケーキも食べたくなるデザートですね。
こちらも上記のキャラメルプリンと同じく牛乳を少量に抑えて「脱脂粉乳」や「乳等を主要原料とする食品」を使用して糖質を抑えているようです。
ただ、ちゃんとオーストラリア産のクリームチーズを使用していて、味では濃厚さもあり物足りなさはありませんでした。
添加物は、安定剤(加工デンプン、ペクチン)、乳化剤、香料、メタリン酸ナトリウム、甘味料(ステビア)、PH調整剤です。
安定剤とは、増粘剤とも呼ばれ、液体の物をゲル化したり、ゼリー状などの粘性にして安定させる添加物です。
加工デンプンは、ジャガイモなどの天然でんぷんに沢山の化学薬品を混ぜ合わせて作られた合成デンプンです。
加工デンプンにも様々な種類があり、中には発がん性を認められてものもありますが、簡略名が認められている為、一体何が使われているか分かりません。
またペクチンはリンゴや柑橘類の皮から抽出されるため、比較的安全と言われています。
乳化剤、香料、メタリン酸ナトリウム、甘味料(ステビア)はすべて上記の濃厚キャラメルプリンにも同じく含まれる添加物です。
メタリン酸ナトリウム、甘味料(ステビア)の危険性は上記の通りです。
PH調整剤は、酸性またはアルカリ性の度合を調整するために用いられる添加物です。
商品にはそれぞれ好ましいpHの範囲があり、味にも影響するため、適したpHを保つことで変色、腐敗を防ぎます。
しかしこれも沢山の化合物が用いられていますが一括表示のためわかりません。
このように添加物には一括表示という生産者には甘い法令の抜け道があり、消費者は知らぬ間に訳のわからない添加物を食べていることになります。
ライザップのチョコチップスコーン
デザートではありませんが、軽食などやおやつにも手軽に食べられるチョコチップスコーンも低糖質で販売していました。
通常は小麦粉に大量の糖質が含まれているのですが、このスコーンでは小麦粉の代わりに大豆粉を加えることで糖質カットにしていると思います。
さて、添加物は、膨張剤、乳化剤、香料、ソルビトール、酸味料、安定剤(増粘多糖類)、甘味料(ネオテーム)でした。
膨張剤は、ベーキングパウダーとも言い、化合物などの加熱によって発生した物質で膨らませます。
天然のものと人工的なものがあり、使われる物質は何種類もあるため一括表示が認められています。
とくにミョウバンなどを含む人工的な化合物にはミョウバンに含まれるアルミニウムなどが、生殖系や神経発達に悪影響を与えるという報告があり危険と言われています。
ソルビトールは、植物などのブドウ糖から抽出され、甘味料や保湿剤、品質改善剤につかわれる添加物です。
砂糖に比べてカロリーが低く、ダイエット食品にも使われています。
しかし、軟便や下痢などを引き起こす作用があり注意が必要です。
増粘多糖類は2種類以上の天然の増粘剤を併用した場合の表示で、とろりとした食感を出すために使われているようです。
酸味料は主に酸味を付けたり増強したりする目的で使われる添加物で一括表示が認められています。
しかし中にはそれぞれ酸化防止剤、保存料、pH調整剤など用途が被るものがあるため、違う用途でも酸味料と表示している場合があるようです。
そのため本当の用途が何か、いったい何が使用されているか全く分かりません。
甘味料(ネオテーム)は、人工甘味料で、砂糖の1万倍の甘味があります。
甘すぎるため、他の粉などで薄めて業務用でのみ流通しています。
低糖質とはいえ、このように添加物を沢山使われているのでは、健康にいいとは言えないのではないでしょうか。
痩せるためとはいえ、あまり食べたくはないですね。
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