強炭酸水はダイエットによくても身体に悪い添加物かも

最近ダイエットや健康に良いと炭酸水が注目されてます。

特に清涼感が強い、炭酸強めの強炭酸水が各メーカーから発売されています。

砂糖などが入っておらず、水と炭酸だけなら身体にいいだろうと水代わりに毎日飲んでいる方も多いのでは?

しかし、ただの炭酸水といっても添加物の恐ろしい落とし穴があるのです。

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強炭酸水 THE TANSAN 成分とは

いま、ダイエットや健康に良いと若者やОLに人気の強炭酸水。

その中でも人気の日本コカ・コーラのから発売されている「強炭酸水 ザ・タンサン レモン味」です。

炭酸の強い刺激と国産レモンエキス入りということで、大人に受けそうな炭酸飲料です。

炭酸が飲みたくても、通常の清涼炭酸飲料は、砂糖が多く入っているし、砂糖がはいっていなくても、人工甘味料が入っていたりと、カロリーなど避けたいという人には、カロリーゼロの炭酸水はありがたい製品ですね。

お水代わりに飲んでる方もいると思います。

かくいう、私も毎日健康のためと飲んでいた一人でした。

しかし、裏面をみて驚愕したのです。

どんな添加物が入っているのか、調べてみました。

原材料名を見てみると、添加物に当たる成分は、炭酸香料炭酸水素Naクエン酸Naリン酸Kリン酸Naとなっています。

無味の炭酸水に6種類もの添加物が使われていました。

二酸化炭素も添加物

そもそも炭酸水とは、水に二酸化炭素を溶かしたものです。

二酸化炭素は添加物に当たります。

炭酸水を作る方法には二種類あります。

一つ目は化学反応を利用して作る方法です。

具体的に言うと、水に炭酸水素ナトリウムとクエン酸を混ぜるやりかたです。

理科の自由研究などでも実験されることが多いのですが、実際にその作り方で作られている炭酸水も販売されています。

二つ目の方法は、水に直接二酸化炭素ガスを溶かしこむ方法です。

生ビールサーバーについている緑のボンベは、二酸化炭素が入っているボンベです。

生ビールは、樽の中では炭酸の入っていない状態なのですが、二酸化炭素ボンベから出た高濃度の二酸化炭素と混ぜ合わせる事で炭酸の入ったビールとなってサーバーから出てきます。

そのやり方で、水に二酸化炭素を溶かしこんで作る炭酸水もあります。

家庭用ソーダファウンテンというマシーンを使っても作ることが出来ます。

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一つ目の方法で作る炭酸水は、実験等で作るときは砂糖水に炭酸水素ナトリウム(重曹、タンサンという名前で食品添加物として販売されているものを使います。)と、クエン酸(これも清掃用ではなく、食品として販売されている物を使います。)を混ぜる作り方で作ります。

飲んでみると、甘い味のあとに、少し塩からい味を感じます。

炭酸が水に溶け込んだ炭酸水になるときに、液体のなかで、塩化物イオンとナトリウムイオンが発生し水に食塩を溶かした時とと同じようになるからなのです。

そのため、食塩を摂っていないのに、この作り方で作った飲料を飲むと食塩水を飲んだのと同じことになってしまいます。

二つ目のつくり方で作った炭酸水は、成分的には、水、二酸化炭素だけです。

ただ、二酸化炭素の状態変化で水に溶かし込んでいる状態なので、発泡が失われるのも早いです。

炭酸水のリン酸塩の恐怖

ザ・タンサン・レモンは、どちらの方法で作っているか気になります。

この、ザ・タンサン・レモンの成分表示を見てみますと、炭酸水素Na、クエン酸Naとなっていますので、一つ目のつくり方、もしくはそのやり方で発生した炭酸水にさらに二酸化炭素を付加したやり方で作られているのではないかと推測できます。

日本コカ・コーラのホームページにある、ザ・タンサン・レモンの栄養成分表示を見ますと

■栄養成分表示 : 100ml当たり

エネルギー 0kcal/たんぱく質 0g/脂質 0g/炭水化物 0g/糖類 0g /食塩相当量 0.05g/カフェイン 0mg

ナトリウムを食塩相当量で表しているのですが、高配合であることがわかります。

このため、炭酸水=水だから、大丈夫と思って塩分制限をしている方が飲んでしまう事が無いように気を付けなければなりません。

でも、ウイルキンソンの炭酸水など、メーカーによっては、二つ目の方法で作っていても、ナトリウム含有量が0gの炭酸水もありますので、塩分制限などナトリウム摂取に気を配っている方はそういった製品を選ぶようにしましょう。

次に表示のある、リン酸K、リン酸Naについてです。

これらは、まとめてリン酸塩と言われる成分です。

リン酸塩を摂取すると、体にリンを摂りこむことになります。

リン自体は、自然界の肉、魚、野菜などにも普通に含まれている成分で、カルシウムとともに骨格の形成やエネルギー代謝などに必要不可欠です。

一般的な食品にも多く含まれているので自然と摂取していますが、厄介なことに、体の中に取り込まれて消化されている間に、カルシウムと結合してしまいます。

そうなると、せっかく体に摂りこんだカルシウムが吸収されずに便として体の外に出て行ってしまい、骨粗鬆症などの悪影響が起こる危険性が高いと言われているのです。

通常の食事にもリンは多く含まれているので、なるべく添加物としてリン酸塩の過剰摂取は避けたほうがいいと思います。

強炭酸水 THE TANSAN のまとめ

強炭酸、であっても、水という事で、添加物は心配するほど多くはないと思っている消費者が多いと思いますが実はそうではないのです。

また、ゼロカロリー・無糖・ノンカフェインということで、健康に悪い成分が入っていなさそうだから、たくさん飲んでも安心そうに見えます。

しかし、こうして見てみると、意外にも体に悪影響を与える成分が沢山入っていました。

水のようにごくごくと大量に毎日習慣的に飲むことは絶対に避けるべきですね。

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