辛子明太子は食品添加物なしでは作れないと言われてます
明太子と言えば博多、先日博多に行きましたので、土産には明太子と長浜ラーメン、めんべいを買いました。
しかし明太子は食品添加物がなければ作れないと言われているので、ちょっと心配になりました。
元々は韓国の庶民料理で、たらこに唐辛子をまぶしたものが、韓国から海を渡って福岡にやってきました。
塩と唐辛子で漬けこんだ食品が、どうして食品添加物がないと作れないのか調べてみました。
辛子明太子は食品添加物を入れないと見栄えがいい物が作れない
元々、昔からある加工食品は食品添加物を入れなくても作れるはずです。
一番気になるのは鮮やかな赤色を出すために使われる合成着色料ですが、最近は無着色の明太子も売られています。
無着色なら合成着色料は使われていないので安心かと思ったら、発色剤が使われていました。
自然の色だと少しくすんだような色になるので、スケトウダラの卵の白さを発色させ、唐辛子の赤が染まって鮮やかなピンクに見えるように工夫しています。
食品添加物で使われる発色剤は亜硫酸ナトリウム、亜硫酸Naと表示されている場合もあります。
この亜硫酸ナトリウムを食品に添加すると、食品の成分と化学反応を起こして色が付きます。
化学反応で出来た色により、鮮やかで美しい食品に仕上がります。
この亜硫酸ナトリウムですが、食品や食品添加物を批判するほとんどの本には、発がん性があると書いています。
これには賛否両論があって、亜硫酸ナトリウムは大根やキャベツなどの野菜にも含まれていますので、大根やキャベツに発がん性物質が含まれることになります。
やわらかいタラコの形を整え、プリッとして食感を作るためにリン酸塩なども使われています。
食品添加物を使わない自然な製法で辛子明太子を作ると、柔らかく見た目も悪くなるので食品添加物を入れないと辛子明太子は作れないという話になります。
無添加の辛子明太子も販売されていますが、お土産屋さんにはありませんでした。
無添加の辛子明太子は、原材料として仕入れたスケソウダラの卵の中から、硬くて形の整ったものを使うので自ずと価格が高くなります。
販売している食品メーカーも少ないです。
辛子明太子は食品添加物が多く含まれる食品!一度でたうわさは収まらない
食品添加物が多く含まれる食品として必ず名前が上がるのが辛子明太子です。
1980年代に、たくさんの着色料を使って真っ赤になった辛子明太子に批判が出ました。
以前の辛子明太子は真っ赤で、それが唐辛子の赤さだと辛くて食べられないのではと思ったほどでした。
批判が高まり、辛子明太子には着色料が大量に含まれていると敬遠されるようになりました。
その後も着色料は使われていますが、随分量を減らしたようです。
しかし一度うわさになると、何年もそのうわさが収まらないです。
他にも辛子明太子には、調味料(アミノ酸等)が、かまぼこの使用量の数倍使われているといううわさがあります。
かまぼこも食品添加物が多く含まれる食品として名前が上がりますが、そのかまぼこより多くの調味料(アミノ酸等)が使われていると言われています。
しかし、各メーカーが食品添加物の添加量を記載しているわけでもなく、うわさの域を出ません。
調味料(アミノ酸等)はグルタミン酸ナトリウムが広く使われていますが、一括表示が許されているので何が入っているかわりません。
それぞれの食品添加物は使用料の制限がありますが、制限がないものもあります。
結論が最後になってしまいましたが、辛子明太子が食品添加物を入れないと作れないわけではありませんが、一般に売られている辛子明太子は食品添加物が多く入っていることには間違いありません。
しかし現在一般的に売られている加工食品で食品添加物が入っていないものは皆無に等しいです。
一度食品添加物が多く入っていたことでうわさになると、いつまでも消えないということです。
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