エバラ食品「プチっと鍋キムチ鍋味」の美味しさの秘密は添加物か
寒い季節にはお鍋が食べたくなりますね。
思い立った時にすぐ食べられるように簡単に美味しいお鍋の素が沢山販売されています。
各メーカーが様々な味や形態を開発するなかで、お一人様用のお鍋の素などが人気のようです。
いったいどんな添加物が使われているのでしょうか。
エバラ食品 プチっと鍋 キムチ鍋味の添加物
寒い季節に食べる鍋料理は格別に美味しいです。
最近は鍋用のスープと称して、調味液が売っているので、家庭でもいろいろな種類の鍋料理を楽しめるようになりました。
その上、1人前ずつにパックされた製品も出てきたことで、一人の時の食事にも鍋料理を無駄なく気軽に作ることが出来ます。
1人前用の鍋スープの先駆け、エバラ食品の「プチっと鍋」キムチ鍋味の食品添加物はどういったものが使われているのか調べてみました。
原材料にはみそや唐辛子、魚介エキスなどしっかりと本格的なキムチ味を作っています。
添加物は、調味料(アミノ酸等)、酸味料、カラメル色素、パプリカ色素、香辛料抽出物 です。
キムチのうま味を化学調味料で増幅
調味料(アミノ酸等)は、いわゆるうま味調味料で、かつて「化学調味料」と呼ばれていたものです。
味の素のようなものと考えて良いでしょう。
基本的には昆布などの出汁に含まれているグルタミン酸が主成分ですが、この、(アミノ酸等)と“等”が付くことで何種類かの物質を混合させていることになります。
しかし、一括表示が認められている添加物のため、なにを使用しているかは不明なので、少し不安も感じます。
また古くから使われている添加物なのですが一度にたくさん摂ることで顔や腕にかけて灼熱感を感じたり、動悸を感じたりすることがあり、なるべくならば避けたい成分ですね。
次に酸味料が使われています。酸味料という表示だけでは何が使われているかわかりませんが、酢酸、クエン酸、コハク酸などよく使われる酸味料は9種類くらいあります。
どういった酸味料が使われているのか、この一括表示では知ることが出来ませんが、クエン酸などであるならば危険性はほぼないですが、コハク酸などであると、少し不安要素があります。
コハク酸は天然にも貝類の旨味成分として存在しているのですが、食品添加物として使用されるコハク酸は、マレイン酸を還元して合成している人工成分です。
化学合成成分であり、長期的に食べて全く問題が無いと言い切れる成分ではないので、あまり積極的には摂りたくないと思います。
キムチ味という事で、魚醤なども原材料に使われているので貝類の旨味成分を加えるために添加されている可能性は高いと思われます。
またこういった「酸味料」は、多くの場合、製品のphを調整して、日持ちを向上させるために使用しています。
原材料に「醸造酢」も使用されており、それだけでも酸味の点でもph調整の面でも安心できそうですが、人工的な酸味料を添加しているのは、コストダウンのためなのかもしれません。
美味しそうなキムチ色は着色料で再現
次に、「カラメル色素」です。
これは、既存の添加物ではありますが、実際は食品衛生法の規格基準では不純物がいくらまでという基準がありません。
不純物の安全性について何も研究されていないのが現状です。
カラメルは、デンプンを塩酸や酵素などで分解したものや砂糖を作るときにできる副産物、その他の糖類に、酸、アルカリ、亜硝酸塩、アンモニウム化合物を加え、加熱して製造します。
製造時に添加する物質によって、カラメルⅠ~Ⅳと4種類に分けられますが、どのカラメルを使用していても、表記する必要はないので、どのカラメルを使用しているのかはわかりません。
製造時に亜硝酸塩やアンモニウム化合物を添加して製造するカラメルⅢとカラメルⅣは、発がん性が認められている「イミダゾール化合物」が含まれている可能性があります。
法令でカラメルに含まれているイミダゾール化合物については上限を設けていますので数値を超えるほどイミダゾール化合物が入っている製品が出回ることは無いのですが、安全な成分ではないと思います。
不安の残る成分な上に、キムチ鍋の汁の色に茶色を添加する必要を感じません。
色素は他にパプリカ色素も添加されています。
パプリカ色素は天然の唐辛子の実から抽出された赤色、もしくは黄色の色素です。
危険性は少ないと思われますが、唐辛子の実から色素を抽出する際にヘキサンという化学溶剤を使用します。
ヘキサンは、油を抽出する際に使用する毒性の強い化学溶剤です。
もっとも、ヘキサンは熱を加えると蒸発するので製品の形になったときに残留することはないです。
そういった製法を考えるとあまり口にしたくないと思います。
次に記載のある香辛料抽出物についても、ゆで液などから抽出している物もありますが、ヘキサンを使用した製法で製造している物も少なくありません。
プチっと鍋 キムチ味のまとめ
ひとり分だけ、使いたい分だけ使える調味料で、味付けは失敗なしで出来るし、大ヒット商品となり、いろいろな味が出ている「プチっと鍋」シリーズですがやはり添加物は入っていました。
本格的な材料を使用していても、さらにうま味や色味などを増幅するために添加物を使っているのです。
無駄が少なく常温で保存が出来るという事で、気軽に使い過ぎないように気を付けた方がよいでしょう。
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