ヤマザキ製パン、敷島製パン、神戸屋、フジパン、食パンで添加物が少ないのはどれ
何気なく買っている食パンですが、メーカーによっては添加物無しから、たっぷり添加物が入っている物まであります。
毎朝食べる食パンですから、食感、味を重視いしてると思いますが、使われている添加物も重視してほしいです。
ヤマザキ製パン、敷島製パン、神戸屋、フジパンの食パンの添加物使用の違いを比べました。
敷島製パンの食パンはイーストフード、乳化剤は使ってません
敷島製パンの食パンは、添加物は使われていないように思われるのですが、無添加、添加物不使用等の表示はありません。
敷島製パンは添加物不使用の表示を出来ない理由があるのか、あえて表示しないのかはわかりませんが、原材料からは添加物は見当たりません。
イーストフードと乳化剤は使っていませんと表示されています。
イーストフードと乳化剤は、パンを作るときに使われる代表的に添加物です。
イーストフードは名の通りイーストの栄養源です。
イーストフードは16種類の物質の一括表示が認められています。
16種類のイーストフードの中には天然添加物もありますが、ほとんどが化学的に作られた合成添加物です。
本来、乳化剤は水と油を混ぜた時に分離しないようにするために使われます。
パンを作るときに乳化剤が使われるのは、デンプンが多い食品の品質改良の目的で使われます。
食感のいい、柔らかい食パンを作るためによく使われている添加物です。
敷島製パンは、パンの製造メーカーでは一般的に使われているイーストフードと乳化剤を使わずに食パンを製造していることを強調してます。
添加物なしでもパンが作れることを敷島製パンは実証してますが、昔から作られているパンには添加物は入っていません。
以前、ヤマザキ製パンの食品添加物が問題になったときに、記者会見で山崎製パンの社長が食品添加物なしでパンは作れません、とおっしゃってたようです。
それは嘘だと敷島製パンが証明しています。
各メーカーの食パンの食感、味については違いがあり、好みもあると思いますが、出来れば子供には添加物が入ってない食パンを食べさせたいです。
山崎製パンの食パンは添加物がたっぷり
山崎製パンの食パンは、名前の通りふんわりとして美味しいのですが添加物もたっぷりです。
山崎製パンの食パンに使われている添加物は、乳化剤、酢酸Na、加工デンプン、糊料(キサンタン)、イーストフード、甘味料(ステビア)、V.Cになります。
先ほど記したイーストフードと乳化剤が入っています。
その他の添加物ですが、それぞれが必要なのでしょうか。
味や食感、見栄え、日持ちがが優先されるのでしょうか、本来のパンのうま味ではなく、全てが添加物に頼っているように思えます。
酢酸Naは、酸味を付けるための酸味料として使われているか、調味料(有機酸)として使われているかのどちらかです。
加工デンプンですが、小麦粉に加工デンプンであるヒドロキシプロピル化デンプンを加えると、他のデンプンよりも給水が良くなり、その結果、しっとりとして食感が良くなります。
また保存中に起きる食感の悪化(老化)を遅らせることもできます。
加工デンプンは一括表示の添加物ではありませんが、数種類の加工デンプンを混ぜ合わせても表示は「加工デンプン」です。
加工デンプンとは、天然のデンプンに色々な化学薬品を混ぜて化学反応させて製造させた物質です。
糊料(キトサン)は、合成増粘剤、合成安定剤、合成ゲル化剤を合成糊料と呼ばれていましたが、食品に表示される場において「合成」「天然」という表現はやめよいうということになったようです。
糊料は粘りのある物質で、糊状やゼリー状のようなとろみを出すのに使う添加物です。
糊料は安定剤として使われることもあるので、おそらく安定剤として使われてるのだと思います。
甘味料(ステビア)は、天然の甘味料です。
V.Cは酸化防止剤です(ビタミンC)。
こんなに添加物が必要でしょうか?今回4社を比較しましたが、一番添加物が多いのがヤマザキ製パンの食パンです。
神戸屋の食パンの添加物は4種類
神戸屋の食パンには添加物が4種類入っていました。
香料ですが天然香料の場合は、取りだした材料名を表示する必要があるので、この場合は合成香料です。
合成香料として認められている化学物質は、約90化合物とエステル類、エーテル類など18類あります。
香料は色々な化合物を混ぜて使用することが多く、どのような化合物を混ぜたかは企業秘密になっています。
酸化防止剤(ビタミンE)は、ビタミンEのことです。
ビタミンEの抗酸化作用を食品の酸化防止作用に使っています。
ビタミンCも酸化防止剤として使われます。
ペットボトルなどの清涼飲料水のほとんどに、ビタミンCと表示があると思いますが、ビタミンCが入っていて健康にいいと思ってる人も多いですが、酸化防止剤です。
天然のビタミンCならいいのですが、化学的に合成して作られたものです。
カロチン色素はカロテノイド色素の一種です。
食パンの色を少し黄ばんだ色に仕上げるために使われていると思います。
カロチンはカボチャやニンジンに含まれる栄養素なので、天然ではないかと思われるのですが、着色料としてのカロチン色素は合成着色料です。
食の安全を考えると酸化防止剤はしょうがないと思いますが、香料もカロチン色素も必要ないと思います。
香料もカロチン色素も使わないと、香りも悪く色目が悪い製品になるとは思わないです。
フジパンはイーストフードを使用してません
フジパンも「イーストフード、乳化剤は使用しておりません。」と表示されています。
イーストフードと乳化剤は添加物として評判が悪いんでしょう。
使われている添加物は、ビタミンCだけです。
食品の安全を考えると酸化防止剤は外せなかったのでしょう。
フジパンもその他の添加物を入れてないことは優秀な企業と言えると思います。
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コメント一覧
どうやら敷島もフジパンもヤマザキパンと同等の添加物を使っているようです。
添加物を使わない工夫ではなく、記載しなくてもいい工夫ということらしいです。