日清焼きそばUFOに使われている添加物
日清焼きそばUFOを知らない人はいないと思います。
若い人なら物心ついたころから、日清焼きそばUFOの存在は知っていたと思います。
実は日清焼きそばUFOは40年を超えるヒット作品です。
なぜ、それほどヒットを続けているのか、それは添加物にあります。
日清焼きそばUFOの添加物について調べてみました。
日清焼きそばUFOの人気が40年以上続くのは添加物に秘訣があり!
日清焼きそばUFOの味を決めているのは添加物と言っても過言ではありません。
もちろん焼きそばですから、味付けはソースがメインなのですが、このソースが美味しいのです。
焼きそばを作るときの味付けは、一般的にはソース、塩、コショウ、旨み調味料(一般的には味の素)です。
ウスターソースが使われたり、中濃ソースや濃厚ソースが使われますが、今では焼きそばソースというものがあります。
焼きそば専用に作られたソースで、添加物によって味付けされています。
美味しいソースがあれば、誰でも美味しい焼きそばが作れるわけです。
当然、日清焼きそばUFOも美味しいソースを作ることに研究を重ねたこだと思います。
日清焼きそばUFOに表示されている原材料名に当然ソースがありますが、()で下記のようなものが表示されています。
ソース
糖類
植物油脂
還元水あめ
食塩
香辛料
香味油
ポークエキス
たん白加水分解物
上記の材料の配合を研究に研究を重ねて美味しいソースが出来上がったのだと思います。
使われている原材料には食品添加物に指定されているものはありません。
しかし、還元水あめは合成甘味料と言えるのではないかと、保湿剤としても使われます。
たん白加水分解物は法的には添加物ではありませんが人口調味料だと思います。
還元水あめとはどんなもの?水あめと何が違うの?
水あめは砂糖で作られると思っている人も多いかもしれませんが、穀類や芋類などに含まれるでん粉から作られたものです。
でん粉はブドウ糖という甘みが並んだ構造をしていますので、それを分解してさらに強い甘みに変えたのが水あめです。
でん粉に酸または酵素を加えて、ブドウ糖を分解して水あめを作ります。
還元水あめとは、でんぷんを人工的に分解して、水素原子を結合させて作ります。
水素原子を結合させるのですから、合成化合物、合成甘味料だと思いますが食品扱いです。
ブドウ糖がたくさん含まれる原料を還元しますと、ソルビトールをたくさん含む還元水あめができます。
これを食品添加物のソルビトールの代わりに使います。
ソルビトールは合成甘味料です。
なぜ、そんなややこしいことをするのかですが、化学的に合成すると天然の物を使うより安くできるからです。
そしてソルビトールは合成甘味料ですが、還元水あめは食品です。
例えば、無添加の加工食品に還元水あめが入っていても、問題なく無添加と言えるのです。
最近は食品添加物が悪者扱いされるので、人工甘味料の代わりに還元水あめがよく使われます。
水あめを還元したものですが、中身はソルビトールが大量に含まれ、ソルビトールがメインです。
たん白加水分解物とな何でしょう
名前だけを見るとたんぱく質を分解したものと思えるので、特に問題はないのではと思いますがどうでしょうか。
たん白加水分解物は名の通りたんぱく質を加水分解するのですが、その製法が気になります。
大豆や小麦のたん白質から作る植物性と動物制原料のたんぱく質から作る動物性とあります。
動物制原料の方がたんぱく質を多く含んでいますので、動物制原料のたんぱく質を加水分解することが多いです。
動物制原料とは牛や豚などのクズ肉を指します。
加水分解するのに使われるのは、塩酸が一般的です。
肉類を加水分解したときに分解されるのはたんぱく質だけではなく脂質も分解されます。
アミノ酸も分解されます。
塩酸により分解されることで、いろんな不純物が生成されますが、それについては研究されていません。
食品添加物は怖いと懸念されている人が多いですが、少なくとも食品添加物は動物実験を繰り返し安全であることを実証したものです。
そして食品店添加物は厳しく規制されています。
食品添加物に指定されていないもので、科学的に作られたもの、何の規制もないものの方が心配です。
その他原材料に含まれる添加物
日清焼きそばUFOはソースの中に調味料が入っているので、他にはそれほど入っていないと思ったのですが、いろいろ入っています。
かやくは乾燥キャベツ、味付け豚肉、青のり、紅生姜ですが、これだけにそんなにたくさんの添加物がいるのでしょうか。
加工でん粉
カラメル色素
調味料(アミノ酸等)
炭酸Ca
かんすい
酸味料
グリセリン
ベニコウジ色素
香料
酸化防止剤(ビタミンE)
炭酸Mg
香辛料抽出物
ビタミンB2
ビタミンB1
以上ですが、黄色に塗られたものが食品添加物です。
食品添加物でないものは、グリセリン、香辛料抽出物ですが、一つ一つ説明していきます。
グリセリンは石鹸製造の副産物である廃液から作られていたものですが、プロパンガスから作られるプロピレンの塩素化によって生成されるものの中にあります。
無色で甘みがあり、吸湿性のある粘りのあった液体です。
グリセリンは医薬品や軟膏、クリームや化粧水などの原料としても使われています。
グリセリンの製造方法から考えると、そんなものを食べていいのかと思いますが、誰もが一度は使ったことがあるような医薬品にも使われているので安全なのでしょう。
香辛料抽出物は、その名の通り香辛料から抽出したものです。
唐辛子や胡椒、ワサビや山椒といった日本に古くからあるものと、近代になって外国から入ってきたものもたくさんあります。
添加物ですが食品ですので、取りすぎなければ問題ないでしょう。
加工でん粉は、でん粉を酵素や化学物質で加工したものをいいます。
でん粉の老化を遅らせたり、糊化するために加工されますが、食品添加物として許可されているものが12種類あります。
一つ一つの名称は表示する義務がなく、加工デンプンと表示されます。
その名称を何点か抜粋します、アセチル化アジピン酸架橋デンプン、酢酸デンプン、リン酸化デンプン、ヒドロキシプオピルデンプン。
名称を見ると化学的に作られたものだと思えますので、それを避けたくて加工でん粉となったのでしょうか。
カラメル色素は、砂糖を加熱して作られる物です。
プリンのにかけるカラメルがそれですが(カラメルⅠ)、砂糖は高価なので他に3種類の製造方法があります。
カラメルⅡ 糖類に亜流酸を加えて加熱する
カラメルⅢ 糖類にアンモニア化合物を加えて加熱する
カラメルⅣ 糖類に亜硫酸とアンモニア化合物を加えて加熱する
カラメルⅠは既存添加物ですが、その他の3種類は合成添加物だと思われますが、全てをカラメル若しくはカラメル色素と表示されます。
カラメルⅠ~Ⅳの表示はなく、カラメル色素は既存添加物に分類されます。
調味料(アミノ酸等)は昔風に言うと味の素(商標)とことです。
グルタミン酸ナトリウムが主な成分ですが、アミノ酸が数パーセント入っているので、アミノ酸等です。
加工食品を作るときに使われる調味料は数種類に及ぶので、その代表だけを明示すればよいことになっているので、そこのメーカーもアミノ酸等と表示します。
アミノ酸が代表ではないと思いますが、どうなんでしょう。
炭酸Caは、炭酸カルシウムのことですが、添加物して使われるのは麺の弾力と柔らかさを付けるためだと思われます。
炭酸カルシウムは、卵の殻が分かりやすいと思いますが、食品添加物に使われるのは石灰石が原料です。
かんすいは、主に炭酸カリウムと炭酸ナトリウムの化合物です。
中華麺には欠かせない添加物で、かんすいがないと中華麺は作れません。
中華麺が黄色いのは、かんすいにより変色していまして、麺の風味や弾力を付けるのもかんすいです。
酸味料は、食品に酸味を付けるために使われる添加物です。
酸味料は一括表示が許されているものが24種類あります。
酸味料は、食品に酸味を付けるため意外に、酸化防止剤としても使われます。
ベニコウジ色素は、天然着色料で紅麴菌の培養物から作ります。
ベニコウジ色素については、長期間の摂取についてのデーターがないため安全性を疑う学者も多いです。
香料は、天然香料と合成香料があります。
合成香料は18種類が指定されいて、エステル類等の一括表示が認められています。
酸化防止剤(ビタミンE)は、天然の酸化防止剤です。
ビタミンEの特性である抗酸化作用を利用して、酸化防止剤として使われています。
炭酸Mgは、炭酸マグネシウムのことです。
炭酸マグネシウムは、添加物としては膨張剤として使われています。
ビタミンB2は、添加物といしては着色料として使われています。
水に溶けにくく黄色い色をしていますので、それを利用いして着色料として使われています。
ビタミンB1は、添加物しては保存料として使われていると思われます。
ビタミンB1ラウリル硫酸塩という合成加工物は抗菌作用が強いので、それを使っているのだと思われます。
ビタミンB1だと抗菌作用はありません。
これだけの大量の添加物を入れないと40年続く美味し食品は作れないのでしょうか?
賞味期限は4ヶ月ぐらいでしたので、意外に短いのだと思いました。
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