食品添加物に硫酸ってあるんですがなんか怖いですね

2018年5月20日

硫酸と名が付く食品添加物には、硫酸アルミニウムアンモニウム、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アンモニウム、硫酸カルシウム、硫酸水素カリウム液、硫酸水素ナトリウム液、硫酸マグネシウムがあります。

硫酸と聞くと化学の実験に使う酸性の化学物質で、触ったらやけどをすると思うのは私だけでしょうか。

名前だけを見ると、そんなものを食品に入れていいのかと疑問に思います。

詳しく調べてみました。

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ミョウバン、と聞いて怖さを感じますか?

ミョウバンとは、膨らし粉(ベーキングパウダー)膨張剤に含まれている成分です。

このミョウバンの別名が硫酸アルミニウムアンモニウム、硫酸アルミニウムカリウムで、合成塩のことを言います。

パンやケーキを膨らませるには、イースト菌(酵母菌)を使って発酵させ、生成する炭酸ガスを用います。

または炭酸水素ナトリウム(重曹)やアンモニア化合物を加熱して、炭酸ガスやアンモニウムガスを発生させ膨らませます。

この時にアンモニア臭が残るので、それを緩和させるためにミョウバンが使われます。

アルカリと酸とを中和させ無臭にするということです。

元々は自然界にあるもので、温泉の湯の華はミョウバンが固まったものです。

明礬温泉(みょうばんおんせん)という名の温泉が大分県にあります。

ミョウバンは薬局やスーパーでも売っていて危険な感じがしません。

食品添加物としては、漬物の艶出しやゴボウのあく抜きなどに頻繁に使われています。

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最近はアルカリ臭を中和させることに注目され、汗の消臭に効き目があると話題になっています。

汗の臭いは細菌が繁殖してアルカリ臭を出すことによって起こります。

細菌は酸性の中では生きられないので、ミョウバン水やミョウバンの入った化粧水で発汗する箇所を酸性化します。

細菌が繁殖しなければアルカリ臭は出ませんので、汗によるアルカリ臭はなくなります。

硫酸と名の付く食品添加物

硫酸と名の付く添加物の代表的なものは先ほど述べましたが、その他を含めて硫酸という名の付く食品添加物について説明します。

硫酸アルミニウムアンモニウム、硫酸アルミニウムカリウムは先ほど述べたミョウバンです。

硫酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸マグネシウムは、イーストの栄養源となる食品添加物で、イーストフードとして16種類が一括表示できます。

イーストフードと明記されていても、16種類の内の何が添加されているのかはわかりません。

硫酸カリウム液と硫酸水素ナトリウム液は漂白剤として使われる食品添加物です。

亜硫酸塩と呼ばれるもので、漂白剤以外にもワインなどの酸化防止剤、保存料としてもよく使われています。

亜硫酸塩の1種のピロ亜硫酸ナトリウムを喘息の患者に飲ませたら30分後に重篤な気管支麻痺を起こした報告があります。

食品添加物は危険でないことが前提ですが、何のために飲ませたのか疑問に思います。

亜硫酸ナトリウムを使って漂白した食品は、亜流さナトリウムが抜けると色戻りを起こすため残存が必要です。

鮮やかな色をした漬物やケーキに載っているサクランボは、ミョウバンで色を出しているか、漂白剤で防腐剤で変色をしないようにしているのです。

硫酸と名の付く食品添加物は危険なものではないと言いたいところですが、その使用には添加量が厳しく規制されています。

 

 

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